年会費のかかるクレジットカードの審査は甘い?



クレジットカードの中には、年会費のかかるものと、かからないものがあります。確かに年会費が高いほうが、審査が甘くなるような気がします。

実際、年会費の差で審査が甘くなるようなことはあるのでしょうか?

クレジットカード会社の収入源は?

クレジットカード会社の収入の柱は4つあります。

  1. クレジットカード会員の入会金や年会費
  2. クレジットカード会員が加盟店で買い物したときに加盟店から受け取る手数料(購入金額の3~7%程度)
  3. クレジットカード会員が分割払いやリボ払いを利用したときの金利手数料(12~15%程度)
  4. クレジットカード会員がキャッシングをしたときの金利手数料(10~18%程度)

この収入の中で、「クレジットカード会員の入会金や年会費」がメインの収入源であれば、クレジットカード会社は年会費を取ることを重要視しているはずです。

つまり、年会費の差で審査が甘くなるといえます。

それでは、どの収入がどれくらいあるかを実際に計算してみましょう。正確ではなくても、ある程度当てはめるだけでだいたい分かります。

クレジットカード会社はどこで儲けているのか?

それでは、さきほどの4つの項目を一つずつ予測してみます。

クレジットカード会員の入会金や年会費

入会金はほとんどのクレジットカード会社は無料です。差があるのは年会費です。

年会費で分けると、一般的には下記の3タイプがあります。

  1. 年会費無料のカード
  2. 初年度は無料だが次の年度から有料のカード
  3. 初年度から年会費がかかるカード

実際の年会費は、3,000円程度までのクレジットカード会社が多いです。ゴールドカードや外資系のクレジットカード会社などは今回は省きます。

クレジットカード会社の、年会費での年間収入は3,000円程度ということになります。

クレジットカード会員が加盟店で買い物したときに加盟店から受け取る手数料(購入金額の3~7%程度)

クレジットカードの平均利用額は月5万円程度と言われています。では月に5万円ほど利用するとして計算すると、年間60万円利用することになります。

60万円の7%を手数料として計算すると、42,000円となります。

クレジットカード会社の、加盟店から受け取る手数料での年間収入は42,000円程度ということになります。

クレジットカード会員が分割払いやリボ払いを利用したときの金利手数料(12~15%程度)

先ほどと同じように月5万円、年間60万円で計算します。

60万円の15%で計算すると、9万円になります。

クレジットカード会社の、カード会員から受け取る手数料での年間収入は9万円程度ということになります。

クレジットカード会員がキャッシングをしたときの金利手数料(10~18%程度)

これも同じように年間60万円で計算してみます。

60万円の18%で計算すると、108,000円となります。

クレジットカード会社の、カード会員から受け取るキャッシング手数料での年間収入は108,000円程度ということになります。

クレジットカード会社は年会費で儲かるのか?

先ほどの計算を参考にすると、キャッシング手数料が一番収益を上げているようにみえます。

しかしクレジットカード業界のデータで、ショッピング利用とキャッシング利用の収益を比較してみると、キャッシングでの収益は5%ほどしかありません。

ほとんどショッピング利用での手数料がクレジットカード会社の収入源となっているのが実情です。

加盟店から受け取る手数料42,000円とカード会員から受け取る手数料90,000円を合わせると、132,000円となります。

年会費3,000円程度と比べると一目瞭然で、年会費の収入をあてにするほどではないことが分かります。

年会費3,000円程度のための審査基準を、わざわざクレジットカード会社が設けるとは考えられません。

クレジットカード会社が年会費を取ることを収入の柱にしているとすれば、審査を甘くしてどんどんクレジットカードを発行したほうがいいことになります。

しかし実際ところは、年会費はないよりはあったほうがいい程度ですので、

「年会費がかかるからこのクレジットカードの審査は甘いかも」

とは考えないほうがいいといえます。

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